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7月大阪松竹座は妖刀が大暴れ!?

7月大阪松竹座で、『伊勢音頭恋寝刃』が上演!
妖刀 青江下坂を手にした福岡貢の運命はいかに!!

7月あらすじ

7月大阪松竹座で上演される場面は、長いお芝居の一部分のみ。
お話しの流れを予習しておきましょう!

この物語は、阿波国蜂須賀家の御家騒動が主軸となります。
蜂須賀家では、藩主の叔父である蜂須賀大学が御家乗っ取りを企み、
御家の重宝である刀 青江下坂を奪い、その罪をライバルの家老になすりつけ、貶める策略を立てます。
度重なる大学の策略により、蜂須賀家は、青江下坂を失い、刀の鑑定書 「折紙(おりがみ)」も奪いとられてしまいました。
蜂須賀家を救うため立ち上がったのが、この物語の主役、福岡貢。
貢は、伊勢神宮の神職である「御師(おんし)」で、お伊勢参りに来る人たちを世話しています。
貢は、蜂須賀家を助けるため、刀探しに奔走し、青江下坂を手にするのでした。

~今回の上演はここから~
福岡貢は青江下坂を手にしましたが、刀の鑑定書のほうがなかなか見つかりません。折紙がなければ本物の刀と証明できないため、貢は折紙を探し続けています。
ある日、貢は、蜂須賀家の家老の息子 今田万次郎に会うために、伊勢古市の廓・油屋に、青江下坂を手に訪れます。この油屋では、貢の恋人・お紺も遊女として働いています。
遊郭では、入り口で刀を預けるのがお約束。
貢の手を離れてしまった青江下坂。
刀をめぐる騒動で、物語は思わぬ展開となります。貢の運命は…?


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「伊勢に行きたい 伊勢路が見たい せめて一生に一度でも」
・・・と伊勢音頭に歌われるほど、江戸時代には伊勢神宮へ詣でる「伊勢参り」が盛んでした。実際は、信仰というよりも、観光が目的だったようです。
江戸時代は、今のように自由に旅が出来ず、旅に出るためには目的などを書いて申請を出さないと許されませんでした。
ただし、信仰のため伊勢参りに行くというと、思いのほかすんなり許可がおりたそうですよ。


観劇のすすめ6月

今月「青江下坂」に会えるのは、
大阪府も道頓堀一丁目にある「大阪松竹座」という劇場です。
東京の歌舞伎座・国立劇場、京都の南座は知っていても、松竹座は初めて!
という方もいるのでは?
歌舞伎ファンにはお馴染みの劇場ですが、実は色々とスゴイ劇場なのです…

今回は、改めて「松竹座」の魅力をクローズアップ!
お芝居を楽しむための大事な要素の一つである“場”に注目してみましょう!

①正面の大アーチ
まずは外観をチェックです。
日本初の鉄骨・鉄筋コンクリートの映画館&関西初の洋式劇場として、1923(大正12)年に開場しました。
大林組の設計技師・木村得三郎が、イタリア・ミラノのスカラ座をモデルに設計しており、テラコッタを用いたネオ・ルネッサンス様式の正面アーチは必見です!
もちろん内装も素敵!席に着く前から気分アガる~♪


②舞台機構
見た目もとっても立派なのですが、見えない内部はもっとすごい!

1997(平成9)年に、外観を残しつつ最新設備を取り入れ新築開場しました。歌舞伎だけではなく新喜劇や歌劇、ミュージカル、コンサートなどのあらゆる舞台芸術が上演できる多機能劇場となったのです!
恒例となったOSK『春のおどり』が行われているのも、松竹座なのですよ!

演劇を支える“場”にも注目してみると、
いろんな歴史や特色があって面白いのです。
ぜひお近くの劇場、身近な劇場も調べてみて下さい!!
意外な発見があるかも!


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