「社員が雑俳やってみた!」③ ~「園田栄治の活き粋!“雑俳”~江戸の言葉あそび学~」特別企画~
こんにちは、スタッフKです。「雑俳やってみた」、前回に続き社員の作品発表です。
今回の雑俳は五七五の下5文字を「馴染み客」に固定して川柳を作る!というルール。
「馴染み客、といえば行きつけのお店!」というイメージから、「馴染み客」という単語を使って社会人の悲哀を表現したりしてみました。
前回の記事はこちら↓
さて今回は…?
作品発表③ 他にもいろいろ…
当社は演劇好きが多いので、観劇に関する作品も。
「1人でも 客席座れば 馴染み客」 スタッフYY
緊急事態宣言中、友達を誘わずに観劇。来場するのは一人、おしゃべりも自粛するけど、周りのお客さんもみんなそう。みんな劇場の馴染み客!なんだか親近感がわきます!
「次は筋書 ルーチンがある 馴染み客」 スタッフK
「観劇に慣れてる人って、自然と無駄のない動きをしていきませんか?劇場に着いたら、お手洗いがあそこだから、通りがけにあそこへ寄って…。よし!5分前には席に着ける!」確かに、よく知ってる劇場だとそんな動きができそうですね。
他には…
「「オススメよ」 周りに宣伝 馴染み客」 スタッフI
手前味噌ですが、私たちのイヤホンガイドも、そんな「馴染み客」の皆さんが周りに勧めてくださっています。本当にありがとうございます!
「雨宿り かごに飛び乗る 馴染み客」 スタッフM
江戸時代の人は、雨宿りしてる時に駕籠が通ったら呼び止めて利用したのでは?現代でも、急な雨降りの時はタクシー乗り場が混雑しますもんね。
雑俳は「大江戸庶民文化」地口も川柳も
今回のルールでは「下5文字を固定して川柳を作る」と表現しましたが、川柳は雑俳の一ジャンル。雑俳の世界から生まれた言葉遊び、文化です。
また、歌舞伎座では、2月公演で「地口行灯」が劇場を彩ります。歌舞伎好きの方は目にしたことがあるかもしれません。
この行灯は、ちょっとした洒落(=地口)に、関連するイラストを合わせています。
この地口も雑俳の一つ。じっくり見ていくと、江戸時代にタイムスリップしたような感覚を味わえて、私はとても好きです。
また、歌舞伎ではお馴染みの河竹黙阿弥(『白浪五人男』など有名作品多数!)も雑俳の宗匠(≒師匠)を務めたことがあり、歌舞伎界とも深い関わりがあります。
「園田栄治の活き粋!雑俳~江戸の言葉あそび学~」講座 受付中!
イヤホンガイド解説者の園田栄治は、雑俳もさることながら江戸時代の文化にも精通しています。軽妙な語り口に、イヤホンガイドユーザーにもファンが多数!
歌舞伎好きも、川柳好きも、江戸時代の文化が好きな人も、ぜひぜひどうぞ!
オンライン講座なので、どこでも試聴OKです。
講座日程:
前編「雑俳とは何ぞや!?」 7月11日(日)14:00~15:30
後編「歌舞伎と雑俳、深掘り」 7月18日(日)14:00~15:30
※一週間程度アーカイブ視聴OK
料金:
各回 2,700円
★前後編セットで5,000円!400円お得!
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お申し込みはこちら↓
記事にはまだ続きがあります…!
園田さんの講評編を、講座打ち合わせの模様と共に記事にしました。
こちらもぜひ!