イヤホンガイド【観劇に+αの楽しみを!】
【初心者さん向け!演目ざっくり紹介】3月歌舞伎座「三月大歌舞伎」公演
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【初心者さん向け!演目ざっくり紹介】3月歌舞伎座「三月大歌舞伎」公演

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皆様こんにちは。
皆さまの歌舞伎観劇の第一歩をサポートする「歌舞伎はじめてガイド」

歌舞伎を観てみたいけれど、どこから情報を得れば良いのかわからない…歌舞伎の演目名がずらっと並んでいても、どんな内容なのかがわからなくて困る!・・・そんな初心者さん向けの「演目ざっくり紹介」、こちらは3月歌舞伎座編です。

3月歌舞伎座公演チラシ

 
では、さっそくご紹介していきたいと思います。

《第一部の演目》『新・三国志』

「三国志」といえば、中国の歴史もの・・・劉備りゅうびとか諸葛孔明しょかつこうめいとか出てくるアレです!いろいろな映画や小説やゲームの題材にもなっているので、どこかで触れたことがあるぞ、という方も結構いらっしゃるかも?

歌舞伎版の「三国志」は、いまから約20年前の1999年に「スーパー歌舞伎」として上演されています。その時のタイトルも『新・三国志』。数年後には『新・三国志Ⅱ』『・・・Ⅲ』と続編も上演されるほどの人気でした。その『新・三国志』が、今回また新たな演出で上演されることに・・・!話題の舞台です。

「スーパー歌舞伎」というのは、いまの市川猿之助さんの伯父である三代目猿之助さんが創り出した新しい歌舞伎作品のことで、「スペクタクル」「スピード」「ストーリー」(3つの"S"!)を大事にしています。派手で、エキサイティングで、わかりやすい歌舞伎・・・という感じです。

今回の上演では「スーパー歌舞伎」と銘打ってはいませんが、3つの"S"は意識された、エンターテイメント性あふれる舞台になると思います。
劉備とか関羽とか張飛とか、登場人物名だけでも難しい漢字のオンパレードだし、「三国志」の世界がまるでわからないんだけど・・・という方もきっと置いて行かれない舞台になっているはず!
面白いエンタメが観たい!という方は第一部をぜひ。

(・・・でもそれでもちょっと不安、もしくは、せっかくなら予習して臨みたい!という方は、イヤホンガイド解説者のWeb講座がおススメです。30分間のレクチャーで三国志の世界がわかります)


 

《第二部の演目》『河内山』『芝浜革財布』

先に書いておきます。第二部はがっつりじっくり歌舞伎俳優のいぶし銀の「芝居のうまさ」を味わいたい方にとてもおススメです!

まず、『河内山』。この作品は『天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)』っていう長い正式タイトルあるんですけど、その中の河内山宗俊という人物が出てくる場面だけが上演されるので、『河内山』という通称のほうが「みんなが呼ぶタイトル」になっています。

この場の主人公は河内山宗俊という、坊主の格好をしたちょっと怪しい人物。偉い殿様を前にしても屈しない、したたかなキャラクターです。芝居のラストに印象的な「ある一言」を放ちます。この役を今回演じるのが、片岡仁左衛門さん。細かな感情の機微まで表現する芝居にくぎづけになること間違いなし!(あと、にざ様が演じるとどの役もとても格好いいです)

☆歌舞伎好き社員・藤之森のおすすめトークでも『河内山』をとりあげています。もう少し詳しく語っていますので、こちらもぜひチェックを↓


そして、『芝浜革財布』。こちらは落語の人情噺が原作。夫婦の愛に、ほろっと心が温まるような作品です。落語が原作の歌舞伎は、初心者の方もセリフを理解しやすく、とっつきやすい作品が多いです。落語は「しゃべりの芸」ですしね。
江戸っ子気質の主人公・政五郎を演じるのが、こちらもベテランの尾上菊五郎さん。いま、江戸っ子を演じたら世界一なんじゃないかと思います。江戸の香りがする芸は、一見の価値あり。

 

《第三部の演目》『信州川中島合戦』『石川五右衛門』

かの有名な作者・近松門左衛門ちかまつもんざえもんが書いた『信州川中島合戦』。これも本当は長いお芝居なんですが、いまとなっては今回上演される「輝虎配膳」の場面しか歌舞伎では上演されません。

「輝虎」というのは、この場の主人公の長尾輝虎ながおてるとらのことで、のちの上杉謙信です。ということは、もちろんタイトルの「川中島合戦」は、上杉と武田の戦いのことです。
武田の家臣・山本勘助を味方に引き入れようと上杉謙信(輝虎)本人が画策する・・・という歴史の裏側的な物語設定なので、日本史好きな方はおもしろく観られるんじゃないかと思います!時代がかった重厚さで、歌舞伎らしさがある作品です。


そして、『石川五右衛門』。こちらはタイトルの横にある文字に注目!
「松本幸四郎宙乗りにてつづら抜け相勤め申し候」・・・宙乗り?つづら抜け???ここであんまり説明すると面白くなくなっちゃいますが、この演出を最初に見た時はめちゃくちゃびっくりして興奮しました!

天下の大泥棒・石川五右衛門を演じるのは松本幸四郎さん。観客を驚かせて楽しませるのが大好きな幸四郎さんの石川五右衛門、舞台上で大いに暴れてくれるはず。期待大です!

 
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以上、3月演目のざっくり紹介でした。

若干、「個人の感想です」的なご紹介も多めになっている気がしますが・・・ 皆様の「歌舞伎はじめ」に、少しでも参考になれば幸いです。(編集A)

 


★歌舞伎座の3月公演情報はこちらから↓↓↓

 

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